ヘンリー・シャイン、歯科製品の堅調な需要により利益予想を上回る

8月7日（ロイター） - ヘンリー・シャインは月曜日、同社の歯科製品に対する需要の増加がPPEと新型コロナウイルス検査キットの売上減少を補ったため、第2四半期の利益がウォール街の予想を上回った。

米国の病院ではパンデミック中に患者が遅れた緊急でない処置が急増しており、その業績により、デンツプライ・シロナなどの歯科製品販売業者も四半期予想を上回った同業他社に加わった。

ヘンリー・シャイン氏は、同社の歯科事業では患者数が増加し、歯科医師による技術や設備への投資が継続していると述べた。

歯科部門の売上高は前年の18億5000万ドルから19億6000万ドルに増加し、同四半期の総収益の60％以上を占めた。

同社は２０２３年通年の利益予想を１株当たり５．１８─５．３５ドルの範囲と改めて表明した。リフィニティブのデータによると、アナリストは５．２７ドルの利益を見込んでいる。

ただし、今年の新型コロナウイルス検査キットの売上高は、従来予想の65％から70％の範囲と比較して約70％から80％減少すると予想している。

ヘンリー・シャイン氏はまた、PPE製品の売上高は、従来の見通し20～25％と比較して、今年は約25～30％減少すると予想している。

ニューヨークに拠点を置く同社の7月1日終了四半期の売上高は2.3％増の31億ドルで、アナリスト予想の31億3000万ドルを下回った。

項目を除くと、同社は1株あたり1.31ドルの利益を上げたが、アナリスト予想は1株あたり1.28ドルだった。（バンガロール在住マリアム・サニー記者、シャイレシュ・クバー編集）